特徴
アビシニアンの毛色の特徴は、なめらかなティッキングとよばれる、一本ごとに明暗の帯がある被毛です。
少なくとも4本以上の濃い色の帯が必要とされています。しなやかで筋肉質のボディー、細く長い脚で優雅に動いて、つま先立ちをしているような印象を与えます。頭はV字型、鼻にわずかにくぼみ(ノーズブレークと呼ばれる)があります。目は大きくてアーモンド型、ゴールド、グリーン、ヘーゼルでアイライン(黒い縁取り)とその周りのクレオパトララインが特徴です。
被毛の色合い
■ソレル(レッド)
かつて、すべての猫種登録団体でレッドと呼ばれていたこの色は現在イギリスでソレルと呼ばれている。しかし、これは純粋なレッドではなく他の猫種ではシナモンと呼ばれている劣性遺伝の明るいブラウンである。
アンダーコート:ソレル(レッド)
ティッピング:チョコレートブラウン
■ライラック(ラベンダー)
ティッピング:濃いめのライラック(ラベンダー)
■ブルー(青灰色)
腹部が薄い灰黄色だが、これと対照的に体の他の部分はブルーグレーである。ルディと同じくポウ(足指)のパッドは暗色。
アンダーコート:プラッシュベージュ(イエロー)
ティッピング:ストレートブルー
■チョコレート
アンダーコート:カッパー(赤銅色)がかったブラウン
ティッピング:濃いチョコレート
■ブラックシルバー
■フォーン(淡いココア色)
ソレルが希釈したこの色は、昔はクリームと呼ばれていたが、純粋な伴性クリームよりは総じて抑えた色調。フォーンしか認めていないクラブもあるが、イギリスでは純粋のレッドもクリームも繁殖され、ショーで公認されている。
アンダーコート:プラッシュベージュ(イエロー)
ティッピング:薄いココアブラウン
■ルディー(赤褐色)
昔のアビシニアンにみられた色、ルディーは、遺伝的にはもともとブラック・アグーティ(他のタビー模様ではブラウン)である。初期にはこの毛色が野ウサギに似ていたため、「野ウサギ猫」と呼ばれた時期もあった。しかし、赤みを出すための選択繁殖の結果今日の暖色系の赤みがかった基本色が生み出された。
アンダーコート:オレンジブラウン
ティッピング:ブラック
■ソレルシルバー
上記のよく似た色合いのなかにもバリエーションがあります。
しっぽは中くらいの長さで、付け根が太く先細で、キンク(しっぽのねじれや曲がり)はありません。
アビシニアンは小型のヤマネコによく似ていて、頭がよても良く、とっても活動的です。
ひざに乗る猫ではないのですが、誠実で愛情が深くすばらしい友達になれる猫です。
歴史
世界でもっとも古くから知られている品種のひとつがこのアビシニアンです。
古代エジプトの猫と似た外見を持っていて、絵画や壁画・彫刻にその姿がみられます。すべてのイエネコの原種であるアフリカのヤマネコ、リビアヤマネコの容姿を受け継いでいます。
1874年に出版された本に「1868年のアビシニアの戦いから戻った英国の兵士がアビシニア高原(現在のエチオピア)から連れ帰った珍しい猫」と紹介されました。
実際の発祥の歴史は、このティッキング(ティックド)の猫は主に東南アジアが原産で、イギリスでは「バーニーキャット(ウサギ毛の猫)」の呼ばれて珍重され、ブラウンやシルバーの家庭猫と交配されて1800年代の後期頃に、初期のアビシニアンが誕生しました。
1896年、最初のアビシニアンがイギリスの猫協会に血統登録され、やがて、1910年にアメリカに渡り初めてショーに出陳されたものの、1986年になるまで独立した品種としては公認されていませんでした。
ちなみに、日本に輸入されたのは1964年のことです。
性格
たいへん頭がよくておとなしいアビシニアンは、意欲的で活動的です。
とても自信家で行儀がよいのもとても人気の原因です。
内面の優しさとか利口さから全米では長い間、常にトップの人気で、日本でも安定した人気を得ています。
のみこみが早いこの猫は遊ぶことが大好きで、飼い主の注意を引くために、すばやく気の向くままに遊びを考え出してしまうこともあります。
そして、特にすばらしいのは、ベルを鳴らすような小さい声で鳴くその魅力で飼う人も少なくありません。
子猫選び
純血で正当なアビシニアンを選ぶのはグレードに大きな差があり、それを見分けるのはなかなか難しいようです。
単純に見分ける方法は、胸前や足の内側にタビー(縞模様)が無いこと、毛色は赤みのある華やかな感じが大切とされています。
健康とか性格の安定する、生後4ヶ月過ぎの子猫を求めるようにしましょう。
手入れ
アビシニアンは猫にはめずらしく水遊びも好きなので、驚かせないようにシャンプーをするのを心がけると、手入れはいったって簡単になります。
日常は、時々ブラッシングをすればOKです。
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