特徴
長い歴史を持つマンクスの特徴は、しっぽがないことです。
しかし、完全にしっぽがないマンクス(ランピーと呼ばれる)から短いながらほぼ正常なしっぽのあるマンクス(ロンギーと呼ばれる)まで4つのタイプに区分できます。
■ランピー:全くしっぽがなく、しっぽの付け根の部分に明確なくぼみのあるもの。
ショータイプ。このタイプしかマンクスと認められない。
■ランピライザー:しっぽの付け根の部分にコブのようなものが残るもの。
■スタンピー:短いしっぽがありますが、固まって動かない。
■ロンギー(ダック):短いしっぽを持つものから、普通のロングテールまで、長さはそれぞれ。 無尾のマンクス同士の交配から生れてくる。 しっぽがないマンクスは、背骨の最後の椎(つい)がなくなっているので、普通なら骨があるべき根元は刺激に対して敏感になっています。
おしりの部分を手荒に触ったりしないように気を付けないといけません。
マンクスには、『ラビットキャット』という愛称があります。これは、後ろ足が前足に比べて長いため、走る姿が跳ねるように見えることからこの名がつきました。
確かに、普通に歩いているときはあまり気が付かないのですが。
走っている格好は、両足をそろえしっかりと地面を跳ねるウサギのような走り方になります。この後ろ足の長さは、しっぽがないと言うことに関係していて、普通、猫はしっぽでバランスを取っていますが、マンクスにはしっぽがないので、体のバランスを取るために、後ろ足が発達したと言われています。
そしてマンクスには、他のどんな猫よりもボディが短いという特徴があります。
胸は広くて、短い背からまるいおしりにかけて弧を描いています。頭はやや縦長で、ほお骨が高くて二重あごなのが特徴です。
マンクスのダブルコートは短くて厚く、ロングヘアはキムリックと別な品種の名前を持ちます。
マンクスには、カラーポイント・バイカラー・ソリッド・タビーなどすべての色やパターンがあります。
代表的な色と被毛のパターンを見てみましょう。
■ホワイト
■ブラック・アンド・ホワイト
■レッド・クラシック・タビー
■レッド・クラシック・タビー・アンド・ホワイト
■トーティーシェル
歴史
マンクスの原産地は、イングランドの沖、アイリッシュ海に浮かぶマン島です。
島という孤立した環境が、しっぽがないという独特の特徴を持続させたと考えられています。
マンクスに関する有名な伝説に「ノアの方舟に最後に飛び乗った動物がネズミ、そのネズミを追いかけて、最後の最後に飛び乗ったのがネコであり、しっぽを扉にはさまれて切れてしまった」というのがあります。
他にも、難破したスペイン船からマン島に泳ぎ着いたネコがマンクスであるとか、古くからマン島にいたネコが、海賊の帽子の飾りにするためにしっぽを切られてしまったという説などいろいろあります。
性格
遊び好きな猫で、室内でもできるだけ高いところが大好きです。
愛らしさとひょうきんさを見せ、飼い主を信頼すること、子煩悩な猫として知られ、優しい性格をしています。
新しい家庭にもすぐに慣れる順応性を持った猫です。
健全なマンクスの繁殖のために
マンクスの繁殖を考えるなら、特別な知識が必要となります。
マンクスの遺伝子が、ネコを死に追いやる可能性があるからです。ランピー同士の交配の場合、マンクス症候群を引き起こし、子ネコは誕生時あるいは直後に死んでしまったり、子ネコのうちに腸や膀胱の障害で死んでしまったりすることがあります。
また、尾の無い猫を3代続けて掛け合わせると 致死遺伝子の働きで子ネコが生まれません。健全なマンクスの繁殖には、ランピーとスタンピーとの交配が必要となります。そして、子ネコの肛門口が正常かどうかのチェックを常に怠らないようにしなければなりません。マンクスの繁殖は大変に難しくて、なかなか数が増えないのが現状です。
手入れ
グルーミングは頻繁に優しくブラッシングします。中くらいの歯のクシでのコーミングも必要です。これで抜け毛を取ってやり、もつれを防ぐことができます。
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