特徴
垂れた耳が最大の特長です。独特の生まれつきのものですが、どれくらい折れ曲がるかは、成長するまではっきりしません。最初からまっすぐな耳を持ついわゆる【立ち耳】ちゃんも、70%の割合で生まれます。この【立ち耳】ちゃんと【垂れ耳】ちゃんの掛け合わせで、はじめて健康なスコティッシュフォールドの種を作り出すことができるので、欠かせない存在です。
短い首に、丸い顔、ちょっと小柄なボディで全体の印象がとにかくまあるい感じです。
垂れ耳は、さまざまな段階のフォールド(折れ曲がり)を作り出している優性遺伝子によるものです。最初のフォールドの猫は、現在シングルと呼ばれている前方に曲がった耳をしていました。ショータイプの猫ちゃんは、きちんと折りたたまれたトリプルと呼ばれるフォールドをしています。
被毛の色合い
ポインテッド、セピア、ミンクを含む全色、全パターンが存在します。
歴史
スコティッシュ・フォールドのルーツは、スージーという名前のメス猫ちゃん。
ちょっと風変わりな耳の垂れたこの猫ちゃんは、イギリス、グレート・ブリテン島の北部3分の1を占めるスコットランドのテイサイド生まれの農家で飼われていたそうです。
地元のウィリアム&メアリー・ロスは、スージーの生んだ、やはり垂れ耳のメス猫を1匹引き取り、スヌークスと名づけて、ブリティッシュ・ショートヘアと交配しました。そしてこのスヌークスは、スノーボールと名付けられたホワイトのメス猫ちゃんを生みます。1971年にメアリー・ロスは、何匹かのフォールドをマサチューセッツ州ニュートンヴィルの遺伝学者ニール・トッド博士の元に送りました。この博士によってアメリカンショートヘアなどの血を導入し、スコティッシュ・フォールドが完成されたのです。1994年にこの種は完全に公認されました。でもイギリスではフォールド種の同型接合性障害(垂れ耳同士を交配させることでおこる骨格障害)が猫種の認定を妨げています。
性格
とても穏やかで愛嬌もたっぷり。ペットとしては、ぴったりの猫ちゃんです。
繁殖の注意点
スコティッシュ・フォールドの特長を最も表す【垂れ耳】ですが、交配させる時に特に気をつける点は、【垂れ耳】同士を交配させないことです。同型接合性障害は、子猫のときには現れず、成長とともに骨に異常が現れます。
具体的には、尻尾や足指、ひざの関節、特に後ろ足のひざ部分などが腫れるなどの異状が現れ、骨格異常による歩行困難やさらには内蔵疾患などを引き起こす場合もあります。
そんなことにならないように、もし繁殖するのなら、最初からブリードタイプの猫ちゃんをブリーダーさんから譲り受け、そして十分に交配の勉強をする必要があります。基本的には、スコティッシュフォールドの繁殖は、専門家が行うべきであり、とても難しいということを認識することが大切です。
そしてその上で繁殖させるという場合は、猫の健康を確認した上で、以下の注意点をあげています。
■垂れ耳同士の交配は絶対にしない!!(常に垂れ耳と立ち耳の交配)
■骨格に少しでも異常のある猫は繁殖に適さない。
■近親交配はしない。
■アメリカンショートヘアまたはブリテシッシュショートヘアとの異種交配を繁殖プログラムに組み入れる。
手入れ
被毛のお手入れは、当然ですが、やはり垂れ耳ゆえに、高温多湿の日本では、耳のお手入れはかかせません。お手入れ方法についてはこちらを参考にして下さいね。
強いストレスがかかると、耳折れがたってしまう場合もあります。最近聞いた話では、わんちゃんと一緒に生活するとたってしまう例がよくあるそうです。ですので、穏やかにスコティッシュフォールドは飼う必要があるかもですね。
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