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■黄色脂肪症(イエローファット) ●主な原因 ●治療方法 ■ノミアレルギー性皮膚炎 ●主な原因 ●治療方法 ■疥癬 ●主な原因 ●治療方法 ■皮膚真菌症 ●主な原因 ●治療方法 ■スタッドテイル ●主な原因 ●治療方法 ■回虫 ●主な原因 ●治療方法 ■条虫症 ●主な原因 ●治療方法 ■子宮蓄膿症 ●主な原因 ●治療方法 ■リンパ腫(リンパ肉腫) ●主な原因 ●治療方法 ■乳がん(乳腺腫瘍) ●主な原因 ●治療方法 ■皮膚がん(扁平上皮がん・繊維肉腫など) ●主な原因 ●治療方法
このコーナーは
『もっとも詳しいネコの病気百科』2002年4月発行 編者:矢沢サイエンスオフィス 発行所:株式会社学習研究社 『猫の病気とケアがわかる本』2003年11月発行 監修:宮田 勝重 発行所:広研印刷株式会社 『猫の事典』2000年3月発行 著者:犬養 智子 発行所:株式会社ごま書房 を参考にさせて頂きました。 |
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■症状と対処方法
■猫がかかりやすい病気
■けがの応急処置
■口内炎
■猫伝染性腸炎(ネコ汎白血球減少症)
■猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ・FIV)
■猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
■ネコ伝染性腹膜炎(FIP)
■猫ウイルス性鼻気管炎
■猫カリシウイルス感染症(FCI)
■ノミアレルギー性皮膚炎
■疥癬
■皮膚真菌症
■スタッドテイル
■条虫症
■乳がん(乳腺腫瘍)
■皮膚がん(扁平上皮がん・繊維肉腫など)
■耳疥癬症
●主な原因
耳介(じかい)と呼ばれる外に見えている部分や、その周辺にミミヒゼンダニが寄生して皮膚炎を起こします。黒いタールのような耳垢がたまって時には悪臭を放ちます。
●治療方法
耳アカを清拭しミミヒゼンダニを除去して、耳の中をきれいにして常に清潔・乾燥を心がけます。殺ダニ剤の外用薬を塗布、抗炎症薬などを併用してかゆみをおさえる治療法が一般的です。
■歯肉炎・歯周病
●主な原因
歯肉炎は、歯垢が原因で、歯茎に細菌などが侵入した結果、歯肉が腫れ上がる病気です。
また、歯肉炎がさらに歯根部周囲に及んだ病気が歯周病です。赤く腫れ上がり、出血して歯がぐらついて、最終的には抜けてしまいます。
●治療方法
普段から歯のケアを心がけることによって、大部分は予防できる病気です。
歯肉炎や歯周病になってしまった場合は、獣医師による治療が必要となります。
麻酔をかけて歯垢や歯石を取り除くことや、歯の表面を研磨して、歯石を付着しにくくする方法などがあります。
■口内炎
●主な原因
口内炎は、外傷や刺激物、歯肉炎にともなう細菌による感染症、ウィルス系の感染症などがあって原因は様々です。
いずれの場合も、口の中がただれて、口のあたりを触られるのを嫌がります。
口の中が痛いので、食事を食べなくなって、初めて発見される場合が多いのです。
ちなみに「クロ」は、口内炎ではないか?と診断されてから(実際には口内炎ではなかったのですが…)、担当の獣医師のすすめで、詳しい検査を受けたところ、口腔内にできた扁平上皮がんが口内炎に見えたものでした。
もう既に進行していて、あごの骨も溶けているといったひどい状態でした。
●治療方法
歯肉炎や歯周病と同じく、麻酔などで歯垢や歯石を取り除き、薬物による治療となります。
しかし、口内炎には、ネコ特有の感染症のひとつの症状としてみられる場合があり、重大な重い病気が隠れていることが多いので、特に入念な検査が必要です。
普段からの正しい歯のケアをお願いします。病気の早期発見、早期治療を目指して、健康な体を維持してあげましょう。
■下部尿路症候群
●主な原因
尿の中の結晶(尿結石)が尿道に詰まって起きる病気を総称して、泌尿器症候群と言います。以前はFUS(猫の泌尿器症候群)といいましたが、現在は、医学的にはF.L.U.T.D.といわれています。
尿結石は、マグネシウムの多い食事、尿の酸性化、摂取する水の量、尿の濃度や量などと関係し、さらに、ストレスや運動不足、生活の習慣、遺伝など、さまざまな要因が重なりあって起こると考えられています。
特にオスの尿道が結晶でつまって尿が出なくなると、尿毒症などを発症して、命に関わる重大な事態を引き起こします。
●治療方法
もともと腎臓の機能低下などで、おこる病気ではないので、適切な処置と治療を施せば健康になります。
オシッコが出ていないとか、トイレの前にうずくまっているとか、「シロ」の場合は、お尻を床にこすりつけてそれをゴロにゃんママに見せるように訴えてきました。
普段と違う気配があれば、すぐに病院で治療を受け、入院するなりして、獣医さんのすすめる処方食に切り替えることがとても大切。
オシッコの量を増やすため、新鮮な水を与えるように気を付けます。「シロ」はこの下部尿路症候群になって一週間ほど動物病院に入院しました。
手術はしなかったのですが、連れて行ったときには、オシッコが膀胱にパンパンにたまっていて、ちょっと危険な状態ということで、即入院。
その後、特別療法食によって回復し、今では普通の食事も取れるようになりました。それからは、特別な療法食ではなくても順調に暮らせています。
ストルバイト結晶が原因で、pHコントロールの療養食を続けるあまり今度は、シュウ酸カルシウムの結晶ができてまた結石になってしまうという事態も起きているようです。できるだけ質の良い、普通の食事に戻せるようにした方がいいかもしれませんね。
■慢性胃腸炎
●主な原因
慢性化する原因として考えられるのは、寄生虫、胃や腸内の毛玉、アレルギーが原因の場合と様々です。
慢性胃腸炎になると軽い下痢が数日〜数週間も続くことがあります。
この病気では必ずしも吐くわけではありませんが、1日に1〜2回吐いたり、数日をおいて吐いた後は、しばらく吐かないなど、ムラのある吐き気がみられます。
●治療方法
まず下痢や嘔吐を抑えるための対症療法を行って、病気の原因をつきとめる事が大切です。
病気の原因をある程度つき止めることができれば、あとはその原因を取り除く事が、完治するための条件となります。
■猫伝染性腸炎(ネコ汎白血球減少症)
●主な原因
非常に感染力の強いウィルスによる伝染病です。この病気にかかっている猫の便や尿、唾液、吐しゃ物に接触することで、排泄されたパルボウィルスによって感染します。パルボウィルスは抵抗力が強く、きわめて伝染性が高くて危険です。パルボウィルスに汚染された物やノミ、ハエからも感染するというとても危険な病気です。
症状は、急激な40度近い高熱、嘔吐、下痢、血便など。食べ物はほとんど受け付けなくなって、体力のない子猫なら3〜4日目で死亡するというとても怖い病気です。別名、ネコ伝染性腸炎、以前はネコジステンバーとも言われていました。
●治療方法
病気にかかる前にワクチンを接種することが最大の予防策です。もし、病気にかかってしまったら、安静と保温を心がけ、嘔吐が続く時は無理に水や食べ物を与えず安静を保つことが大切です。早期の診断が一番ですが、よほど手遅れにならない限り、強力な治療によってよい結果をあげることができるようになりました。
■猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ・FIV)
●主な原因
ノラ猫や外出が自由にできる飼い猫の、唾液の中にウィルスが多く潜んでいます。
感染する大抵の場合、けんかなどでの咬み傷から、唾液を通して伝染します。しかしよほどの咬み合いでない限り、あまり感染力は強くないのもこの病気の特徴です。
アメリカ・カリフォルニア州で1986年に初めて報告されたこの病気が、後に一般的に知られるようになった当時、この世から猫は消えていくみたいな、女性週刊誌の記事を読んだ記憶があります。
でも猫エイズは、それほど怖い病気ではなく、たとえキャリアになっていたとしても、発症しなければ、全然、日常生活に支障はありません。
また発症したとしても、「一病息災」で徐々に進行するステージを長く保てば、寿命を全うすることができます。
ウイルスに感染して猫エイズが発症すると、人間のエイズと同様、免疫が働かなくなり、体の抵抗力が落ちます。
健康な時にはかからなかった病気にかかりやすくなります。
病気や怪我が治りにくくなったり、体重が減少して、下痢や肺炎、リンパの腫れなど様々な症状がみられます。
約半数の猫に口内炎や歯肉炎など口腔疾患がみられます。
貧血、慢性の鼻炎や腸炎、結膜炎なども多くなっていき、様々な病気を併発していきます。さらに免疫不全は徐々に進んで、末期になるとさまざまな病気を併発し、やがては死にいたる病気です。
●治療方法
2002年3月22日アメリカ農務省により、初の「猫免疫不全ウィルス(FIV)」に対するワクチンの販売と獣医での使用が認可されたとの画期的な報告があってから、日本での普及が待たれるところですが、実際はどうなっているのでしょうか。
ちょっと動きが今のところわからなくなっているのが実態です。
この病気は、感染していても無症状の場合は、特に治療は必要ありません。
病気そのものを治すことはできませんが、症状によって適切な治療することはできます。感染した猫は、口内炎や多くの感染症、外傷が治りにくくなるので、どちらにしても長期的な治療が必要となります。
感染猫はできるだけ室内飼育して、他の感染症にかからないようにすることや(ワクチンの摂取)、食事や水に配慮して、ストレスをかけないなど、よりよい環境を整えることが必要です。また他の猫に感染させないような努力も必要となりま。その為には、避妊・去勢の手術も必要です。
■猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
●主な原因
この病気に感染すると、白血病を起こしたり、また免疫力、抵抗力が低下するために、他の重大な伝染病にもかかりやすくなります。免疫力を低下で臓器に障害を起こすために、腫瘍、流産、腎臓疾患、血液疾患、口内炎など様々な病気の原因になっていってしまいます。
感染している猫の唾液、涙、尿、便、血液、お乳などに多く存在するオンコウイルス(レトロウイルスの一種)と呼ばれるウィルスが、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)を発症させます。ケンカなどでの咬み傷、グルーミングや食器共有、感染した母猫などからの感染が多く、胎盤感染の場合は、流産、死産することが多くなります。
●治療方法
ワクチンがあるので、ワクチン摂取が一番の予防策です。接種前に検査で感染していないことを確認することが必要です。
ウイルスそのものを治す治療はありませんが、出ている症状により適切な治療することになります。
生後1年以上の猫なら感染初期(感染後2ヶ月位まで)に適切な治療を行なうと、80〜90%の確立で自然治癒することもあります。成猫の発病は、白血球数の減少だけで、貧血がなく、軽ければウイルスが消えることもあります。猫白血病ウイルスのキャリアでも、たとえ発病しても、症状が落ち着いていれば延命も可能です。
■ネコ伝染性腹膜炎(FIP)
●主な原因
病気の猫の唾液や尿に潜むコロナウイルスが原因で、腹膜炎や腸炎を起こし、一度発病すると死亡率が高い猫の病気の中で、最もやっかいな病気です。
このウィルスをもつ母猫の子宮や産道で仔猫が感染することもあります。感染するとほとんど100%、遅かれ早かれ死ぬことになる恐ろしい病気です。
しかし、ウイルス自体の感染力は弱いとされています。
腹水や胸水が溜まる湿性タイプと、神経・眼・腎臓・肝臓等が冒され、体内に液体が留まらない乾性タイプの2つの病状があり、お腹が大きく膨らむことで発見されるウエットタイプが多いとされています。
食欲不振や発熱が続き、下痢、呼吸困難、貧血、神経症状(てんかん、性格の変化、異常な行動、歩行困難など)も見られます。
●治療方法
ワクチンもなく、有効な治療法もないのが現状です。
様々な症状を和らげる対処療法と薬を使った内科療法が主体となります。抗生物質を用いた治療や、抗炎症剤、インターフェロン、副腎皮質ステロイド薬などが使われます。まだ解明されていない点が多いので、治療が難しいとされています。
猫を集団で飼うほど病気が発生しやすく、新しい猫を集団に加える場合には特に注意が必要で、必ず健康診断を受けてから、少なくても1ヶ月は完全に隔離して、問題がないかどうかを確かめてから集団の中に入れます。
■猫ウイルス性鼻気管炎
●主な原因
ヘルペスウイルスが原因で起こる猫の風邪の一つで、猫の「鼻かぜ」と呼ばれています。猫カリシウイルス感染症と一緒に感染することが多く、風邪の様々な症状の咳、くしゃみ、目やに、発熱、食欲不振などが主な症状です。冬に多く見られ、子猫の時にかかりやすい病気で、体力のない子猫の場合、重症になりやすく、下痢などの胃腸症状も出ることあり、食欲の低下、脱水症状が起こり、衰弱して死亡することもあります。
感染している猫のクシャミ、鼻水、目ヤニ、よだれ、排泄物からの接触感染で、空気感染でも移るとされています。 まれに人間の服や靴などを介して感染する可能性があるので、ワクチンなどで予防することをおすすめします。
●治療方法
ワクチンの接種により予防できる病気です。
感染してしまった場合、インターフェロンや抗生物質による治療となります。鼻水やよだれ、目やに、涙などはこまめに拭き取るようにして清潔を保ちます。保温、栄養のある流動食など食べさせ、水分の補給にも気を配ります。感染猫が使った食器、便器等は塩素系漂白剤で消毒します。多頭飼いの場合は、他の猫から隔離します。
■猫カリシウイルス感染症(FCI)
●主な原因
カリシウイルスが原因で起こる猫の風邪の一つで、猫の「インフルエンザ」と呼ばれていました。猫ウイルス性鼻気管炎と混合感染することが多く、冬に多く見られます。実際の治療も方法もほぼ同一です。
感染猫との接触感染でうつります。空気感染や手、衣服、食器などの事もあるので注意が必要です。
●治療方法
ワクチンの接種により予防できる病気です。
猫ウイルス性鼻気管炎と同様、インターフェロンや抗生物質による治療となります。鼻水やよだれ、目やに、涙などはこまめに拭き取るようにして清潔を保ちます。保温、栄養のある流動食など食べさせ、水分の補給にも気を配ります。感染猫が使った食器、便器等は塩素系漂白剤で消毒します。多頭飼いの場合は、他の猫から隔離します。
この病気に一度かかって完治した猫には、体内に免疫ができるのでほとんど再発することはありません。
でも完全に治っていないとカリシウイルスが体内に残り、他の猫の感染源にもなるので、獣医師の確認を得るまではしっかりと通院するようにしましょう。
■トキソプラズマ症
●主な原因
トキソプラズマ原虫の一種で、すべての温血動物に感染します。
トキソプラズマは人間にも感染し、特に妊婦に感染すると流産や奇型児出産を招くというので、妊娠中は特に猫との同居を敬遠する向きがありました。
しかし、欧米ではネコの排出する糞便よりも、感染した生肉や生乳から感染するケースが多いと言われています。それでも念のために、妊婦のいる家庭では、妊娠期間中は猫にトキソプラズマの予防剤を投与するのも効果的といわれ現在ではさほど問題とはなっていません。
トキソプラズマに感染しても、ほとんどの猫には症状がでませんが、子猫や、体の弱い成猫が感染すると死ぬこともあります。
トキソプラズマ症の慢性症状のひとつは長く続く下痢です。
また目に虹彩炎やブドウ膜炎をおこし(虹彩や、眼球をおおう脈絡幕の炎症)、目がにごりします。
さらに中枢神経に障害が生じ、体の一部がマヒや、運動失調をおこすこともあります。
このとき猫はまっすぐ歩けなくなり、ふらついたり同じところをぐるぐると回転することがあります。
●治療方法
抗菌薬のサルファ剤などを使って内科療法を中心に行います。
人間への感染の予防としては、屋内外の出入りを自由にしている猫(とくに子猫)の糞便は、24時間以内に処理することを心がけます。
トキソプラズマ症の原因であるオーシスト(虫卵)は、60℃で30分、80℃で1分、100℃で数秒で死滅するので、猫の食器類やトイレは熱湯消毒を行って常に清潔を保ちます。