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ゴロにゃんママの情報局
猫の飼い方(食事編)
キャットフードの種類と選び方

キャットフードが一般的な猫の食事になったのは、昭和50年代くらいからで、それまでは、猫の食事といえば、いわゆる猫まんまと呼ばれるものでした。ゴロにゃんママの実家でも、猫の食事はそれに毛の生えたものだったように思います。
当時、猫はもちろん、犬はいるわ、熱帯魚はいるわ、カメはいるわ、ワニや猿までいたので、とても食事の用意は大変だったのです。
今、考えると、それらの食事はみ〜んなゴロにゃんママのママが用意してたのでしょうか。
でもゴロにゃんママの実家は、ほんと変わった家で、とにかく人の出入りの激しい超大世帯のとんでもない家でした。
動物に限らず、人もいっぱい飼っていました(>_<)ごめんなさい。失礼!!!一つの家に最高、人間だけで20人くらいいたのかなあ。もっといてたような気もします。
まあとにかくとんでもない家だったのですが…。
その謎はいつか暴かれる時がくるまでの内緒。(まあそんなにたいした理由ではないのですが…でも動物園をしていたわけではありません!)。
とにかく動物も人もごっちゃ煮したような家で、毎日がひっちゃかめっちゃかな環境だったのです。
ゴロにゃんママが子供の頃、風邪なんてひこうものなら、布団を半分に折られて、家の隅で寝かされていました。
みんながみんな、「うつるから。あっちいけ〜」ととても邪険にされていました。
まあ大病はしたことがなかったので、ホントのところはわかりませんが、とにかく風邪をひいたら、すぐに直そうと本気で思ってしまう家でした。
世間もそうだと思っていたのですよ。
病気になると絶対損!って(^_^;)。

めちゃくちゃ話がそれていますが、とにかくキャットフードなんてものはなかったのです。
それが、キャットフードこそ猫の食事の代表作となった今では、手作り派の方が少ないのではと思わせるような勢いで、世の中に広まったわけです。果たしてキャットフードは、善玉なのでしょうかそれとも悪玉なのでしょうか。

生意気にもゴロにゃんママの知識から判断すると、善玉に近いけれど、やっぱり完璧ではないし、キャットフードによってはまだまだあんまり好ましくない物も売られているという感じです。
でもお財布の懐が寂しい時には、猫にも激安猫缶で、とりあえず我慢してねってこともあるでしょうし、リストラや失業で先行き不安定な時でも、猫と一緒に頑張っている飼い主さんもいると思います。
そういう状況だと猫の食事がウンヌンと理想を並べてもそれは、絵空事でしかありませんよね。
最後は飼い主さんの判断によるところが大きいと思います。
微妙なのですよ猫の立場も(=^. .^=)ミャー!

そうするとこのキャットフードのコーナーは話が続かなくなってしまうので、それはあまりにも無責任。
ここではあくまで理想を追って、キャットフードについて考えてみたいと思います。


※2009年6月1日より愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図るため、平成21年6月1日から、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されました。

これにより、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止されます。消費者に対して適切かつ十分な情報を提供するために製造業者名や賞味期限などの表示が義務付けられます。また、国は国内に流通するペットフードを監視し、問題が起きた時はその廃棄、回収を事業者に対して命令することができるようになりました。
まだまだ実際の法の整備はこれからのようですが、最新情報をできるだけお伝えしていきたいと考えております。

ここからは、ペットフード工業会・ペットフード公正取引協議会「ペットフード工業会 2003.11発行ペットフードハンドブック」より抜粋して、キャットフードについてを述べています。ペットフードの種類や様々な情報をちょっとご紹介。
犬の飼育世帯よりも猫を飼っている世帯の方が、ペットフードの利用率がとても高いとはちょっと以外でした。それだけ、猫の食事はペットフードでっていうことが浸透している証拠です。
でも選ぶ理由を調査したグラフでは、猫の飼育世帯では、猫が喜んで食べることが一位になっています。
犬を飼っている世帯がペットフードを選ぶ理由の一位が、栄養バランスがいいことをあげているのに対して、ちょっとペットフードに対する猫ちゃん世帯は、選ぶ基準が甘いように思われます。

ペットフードの目的

総合栄養食 犬や猫が必要とする栄養基準を満たした「毎日の主要な食事」として与えるためのフードです。新鮮や水と一緒に与えるだけで、それぞれの成長段階における健康を維持することができるように、理想的な栄養素がバランスよく調整されています。
間食 おやつやスナックなど、しつけのご褒美などとして与えるもの。ジャーキーやガムなどがあります。
その他の目的食 総合栄養食、間食のどちらにも当てはまらないフードで、特定の栄養の調整やカロリー補給、嗜好増進などを目的としたものです。その他の目的食には次のように表示してあります。
・一般食(おかずタイプ)
・一般食
(総合栄養食と与えてください)
・栄養補完食
・カロリー補給食
・副食

また、特定の疾患等に対応するために栄養バランスが考慮されたペットフードとして特別療法食があります。特別療法食は獣医師からの専門的なアドバイスや処方に従って与えます。

肥満・歯垢予防・低マグネシウム・免疫強化・流動食・動物病院専売用など

ペットフードの種類

ペットフードの製品のタイプは、フード中の水分含有量によって分けられます。ドライフードとウェットフードには、それぞれ特徴があります。どちらがより優れているという訳ではないので、ペットにあったフードを選びましょう。最近では、これらが複合したフード(ドライフードとセミモイストフードあるいはソフトドラフードとの混合品)が発売されるようになり、また、ペット用飲料水やアイスクリームなど新しいジャンルの製品も開発されています。水分含有量による明確な分類が難しくなってきましたが、ペットフードとは、栄養成分の補給を目的とするかそうでないかによって区別されます。

ドライフード 製品水分10%程度以下のフード。加熱発泡処理された固形状のものがほとんどです。水分含有量が13%以上では、カビが生えたりするので12%以下に保つ必要があり、安全性を配慮して多くは水分含有量10%以下となっています。
セミモイストフード 水分25〜35%程度のフードで、押し出し機などで製造され、発泡していないものです。水分保持のために湿潤調整剤を使用します。
ソフトドライフード 製品水分25〜35%程度のフードで、加熱発泡処理されています。水分保持のために湿潤調整剤を使用します。
ウェットフード 水分90%程度のフード。品質保持のために殺菌工程を経て、密封容器に充填します。密封容器には、缶詰、アルミトレーやレトルトパウチ等が使用されます。

また、特定の疾患等に対応するために栄養バランスが考慮されたペットフードとして特別療法食があります。特別療法食は獣医師からの専門的なアドバイスや処方に従って与えます。

ペットフードにはペットフードの良さがあります。
猫に必要な栄養素が入っていて、飼い主にとっては手軽に、簡単に、猫のごはんを用意できることは、最大のメリットです。
それを手作りフードで賄おうとすれば、とても大変な手間と時間がかかっていしまいます。
そして、時間だけでなく、知識不足からくる調理では、猫にとって必要な栄養素すべてを入れられないってことにもなります。
栄養士の資格でも持っていない限りちょっと無理ということになってきますよね。栄養士は栄養士でも猫専門の栄養士でなくてはなりません。
そこを考えるとやはりキャットフード主体の食事を考えて行く必要があるのではないでしょうか。

でも、ゴロにゃんママのあくまで個人的な意見ですが、総合栄養食と水だけを与えていれば、健康を維持できます。っていうその言葉、そのコピーが引っかかるんですよ。
そんな完全フードってあるのでしょうか。
普通の常識でちょっと考えれば、ありえないですよね。
「猫まんまより絶対まし」とか、「あなたのつたない知識で作った手料理よりはずっとまし」っと広告してくれたら絶対ナットクできるのですが…。

猫に一生同じフードだけを与えるっていうことに自信を持って豪語されている人はどれだけいるのでしょうか。
どこかできっとちょっとだけ疑問に思っているのではないでしょうか。
実は、どのフードが猫の健康にどのように影響したかを調べる追跡調査を、誰も何もしていないのが現状なのです。
だから全くペットフードだけを食事として出すのは、ちょっと反対です。良質なキャットフードを主において利用しつつ、いろんな種類のキャットフードを組み合わせて、時には飼い主さんが猫の栄養について勉強した手作りのフードを与えることが、今できる最善策なのではないでしょうか。

動物病院にいくと、このドライフードだけを与えて下さいと指示される先生が多くいます。
確かに猫の栄養の知識の全くない飼い主さんに対しては、それが一番いいアドバイスになるのでしょう。
でも最近の傾向として、キャットフードを基本に与えて、猫の栄養を勉強・理解したのなら、手作りフードを与えてもよいという事に徐々になりつつあります。
キャットフードだけを与える食事でも、こんどは、また別の様々な病気になる確立が高くなったからです。
動物病院ですすめられるフードは、良質なものが多く、よく考えられたものなのですが、それでも病気になるときはなってしまいます。
一般に市販されているフードならなおのこと、ガンや腎臓病、下部尿路症候群、アレルギーの犬猫がキャットフードの普及によって増えたとよくHPなどで見かけます。
猫も医食同源で、確かに化学保存料や悪質な素材(病気で死んだ肉や合成されて作られた材料)が入ったフードが原因がある程度あるかもしれません。
でもキャットフードが一般的になり始めた時期と猫を取り巻く環境が、ずいぶん昔とは変わりました。
空気も悪く、アスファルト上の有害な化学物質、決して安全ではない人によって作られた水を飲まなくてはなりません。
室内飼いでも、建築素材の有害物質の問題や家庭内にある洗剤、殺虫剤、防カビ剤、ノミ取りの薬品などと接触する機会が増えたこと。
フードばかりが悪玉でもなさそうなのです。
喫煙する家庭では、扁平上皮がんやリンパ腫の猫の発生率が2倍にも上りますし、首につけるノミ取り首輪にいたっては、扁平上皮がんの場合、5倍ものリスクがあることが報告されています。だから、犬猫の現代病が全てフードに由来すると考えるのはおかしいのです。
といって、やはり口から入って生命維持に一番影響のあるのはやはり、食べ物でしょう。
できれば、この食習慣を改善できる理想的なキャットフードが本当にあればいいのですが…。ゴロにゃんでは、これならまだ何とか皆様にご紹介できるフードとしていくつかショップの方で扱っています。(おすすめのフードは、安価ではありませんが、できればこんな猫ごはんに主食を置きつつ猫ちゃんの健康を維持しましょう。)

でも今現在では、やはり完璧なキャットフードはきっとないのです。
先の「猫の基礎的栄養学」でも述べたように、食べ物には、まだ人間のわかっていないごく微量の栄養素があって、それは人工的に作られた物だとどうしても欠けてしまうのです。
その微量な栄養素が、猫の健康を維持する物だとしたら、ずーと同じドライフードを食べている猫は一生その物質とはお目にかかれないということになります。
それでよいのでしょうか。
だから時には自然な食事を与えることも必要なのではないでしょうか。

ゴロにゃんママのこの意見には賛否両論あると思います。人間も多分、宇宙に行ったときに、考え抜かれた宇宙食をずーと一生食べないといけない時代が来るかもしれません。
その時に、ごく微量な、名もないビタミンやミネラル、アミノ酸の必要性が重要視される時が来るのではないでしょうか。

話がちょっとずれているので修正しますね。どちらにしても、とにかく良質なキャットフードを選ぶことが、今の現段階では、とても大事になってきます。
キャットフードは、実はピンキリの世界なのです。でも本当に良質かどうかは長い間食べさせないと分からないのも事実。ちょっとでも参考になるような、選び方をここでご紹介しておきましょう。

それでは、一体どんなフードがいいんでしょうか。
大抵のフードメーカーでは無添加・自然食品とうたっているので、私たちシロウトには、比較のしようもありません。
また、人間の食物ではJASなどの法的表示義務がありますが、ペットフードにしっかりとした規制がなく、曖昧な点が多いのが現状です。
まあ人間の法的表示義務といっても後から後から不正業者が出てきて本当に何を信じていいのか分からない時代になっていますけどね。
でも猫の食べ物には罰則さえないのですよ。ということはもうまるで無法地帯です。
ですので、最低限おさえておきたい「キャットフードについて」を少し学んでおきましょう。

キャットフードの分類

スーパーやコンビニ、ホームセンターやディスカウントストア、ペットショップや動物病院まで様々のところで、様々な猫のフードが売られています。そこでちょっとわかりやすく、キャットフードを分類してみましょう。

ウェット
フード
(猫缶)

レーション
タイプ

成分をバランス良く調節している猫缶。

アラカルト
タイプ

素材をそのままの単品料理がアラカルト。スーパーやコンビニ、ホームセンターで一般的に売られている猫缶。
ドライ
フード
(カリカリ)

プレミアム
タイプ

ペットショップや動物病院で扱われているのがプレミアムフード。最近ではホームセンターなどでも見かけるようになりました。成分が調整されているフードです。外国製のものが多く、国内の代理店から販売されています。平行輸入のものは、ちょっと価格も安いですが、高温多湿の日本にあわないパッケージも。
レギュラー
タイプ
スーパーやコンビニ、ホームセンターで一般的に売られているドライタイプの普及品。

キャットフードのラベル

キャットフードのラベルを真剣に見たことありますか?ドライフードなら結構目立って何となく読んだことはあると思います。
でも猫缶にいたっては、本当にちっちゃくちっちゃく書かれているので、読み辛いものですよね。
でもそこには大切な情報が記載されているのです。私たちにとってそこでしか情報をえられるところはないので、しっかりと理解して買うようにしましょう。
でもそこに嘘偽りがあれば、もう本当にお手上げ状態なのですが…。疑い深くなってしまった!!
ペットフードのメーカーさんの中でも、日々良質な猫の食事を研究し、生産している人がたくさんおられると思いますが、法的に整備されていないとなるとちょっと疑い深くなってしまうのですよ。
費用の面のシビアなところもあるでしょうから、まるっきり信用するという姿勢にはなれないのです。ごめんなさい(>_<)!!

キャットフードのラベルに表示されているもの
(ペットフード公正取引協議会では、日本語で以下の9つの必要な、表示事項を記載しなければならないとなっています)

ドッグフードなのか、キャットフードなのかわかる表示 「ドッグフード」または「キャットフード」、「愛犬用」「猫用おやつ」などのように表示します。犬や猫の写真やイラストのみでは不十分とされています。
ペットフードの目的 「総合栄養食」、「間食(おやつ又はスナック)」、「その他の目的食」の3つの目的のいずれかがわかるように表示されています。
内容量 正味「g(グラム)」、「kg(キログラム)」などの単位で表示されています。
給与方法 ペットフードの目的や、年齢、体重によって、1日に与える量や回数も異なりますので、文章や表・図などを組み合わせてわかりやすく表示します。
賞味期限または製造年月 賞味期限または製造月日をその旨の表示をアラビア文字で記載します。
成分 粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分の重量比を「%(パーセント)」で表示します。ペットフードの成分の測定方法は、人間の食品とほぼ同じですが、分析の結果をより科学的に示す意味である「粗」という文字を用いています。
原材料名 主な原材料を使用量の多い順に記載し、10%以上を使用している原材料は必ず表示します。「ビーフ」「チキン」「マグロ」など特定の原材料を商品名にする場合は、5%以上その原材料が含まれていなければなりません。
原産国名 ペットフードの最終加工が行われた国名を表示します。国産の場合は省略できる場合もあります。
事業者の氏名又は名前および住所の表示 「製造者」、「販売者」、「輸入者」など、事業者の種類を明示した上で、氏名又は名称、住所を表示します。

この表示された情報の中から、良質なキャットフードを選んでいかないといけません。ではちょっとポイントをご紹介しましょう。

※2009年6月1日より愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図るため、平成21年6月1日から、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されました。
これにより今後ペットフードの記載について、表現方法が変更になる可能性がございます。ですのでそのつど、最新の情報をお伝えしていきたいと考えております。

●総合栄養食と記載のあるもの

猫の必要な栄養素を考えて調整してあるものです。このフードと水だけで健康的な生活が維持できるという食事を目的としています。
いつも与えるフードにこの記載があるかどうか確かめて下さいね。
これ以外の例えば、一般食って書いてある物は、基本的に「おやつ」的な考え方です。結構ややこしいのです。
特にスーパーやホームセンターなんかで売られている場合はごっちゃ混ぜになっているので、よく見て選んで下さい。

「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。」
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食でることが証明されています。」

といった表記が許されています。できれば、「分析試験」より「給与試験」と謳っているフードを選んだ方がいいかも。

●成分

タンパク質と脂肪が記載されています。炭水化物は重要ではないと考えられて、あまり表示されているのをみかけません。
そのほかに灰分(灰分は、キャットフードのミネラル分の総量で、キャットフードのサンプルを600℃で2時間燃やした後に残る無機物のこと)、繊維(植物繊維で猫にはほとんど必要な栄養素ではないが、整腸作用があるとされている)などが記載されています。
次に炭水化物。これは、猫ちゃんにとって消化するのが苦手なもの。大豆やトウモロコシよりは、なるべく消化の良いお米や小麦が良いのです。
猫の基礎的栄養学でも触れていますが、炭水化物の量が多いと植物繊維として結局、糞として排出されるので、ダイエット中の猫以外は、少し少なめの方がいいかも。
そして、毛並み毛艶に欠かせないのが脂肪。
ツヤツヤしっとりの毛並みには必須脂肪酸をたくさん含む植物油が必要です。
また、下部尿路症候群、つまり尿結石などによる尿路障害が心配ならマグネシウムの表示のあるものを。
最近特にマグネシウムの表示のあるフードが増えています、ということは需要があるからということなのですよね。
詳しくは猫のけがと病気のことろで触れていますが、マグネシウムの摂取量を調節することで、未然に防げる病気なので、食事の管理には、常に意識することをおすすめします。
ゴロにゃんママのところの「シロ」も5才くらいの時に、尿結石になってそれ以来ずーと、特別食を主に食事制限をしています。
でも再発は全然していないので、とりあえず安心ですが、常にこのマグネシウムの数値が書いてあるキャットフードには、関心を持ってみています。
表示していないキャットフードは、はじめから除外して選んでいます。
あの苦しそうな症状を思い出すととても、意識せずにはいられません。
最近すごーく増えている病気なので、あなたも気をつけてあげて下さいね。一般の猫ちゃんなら0.1%以下程度の表示があるものなら、安心できるのではないでしょうか。

●原材料

そして私たちが良いフードかどうかを判断するのは原材料しかありません。書いてあることを素直に受け止める事しか私たち消費者には、ないのですがやはり原材料の記載は大事な部分なので、しっかりと読みましょうね。
まず、原材料は多い物から順に記載されています。その合計が80%以上でないといけません。単品で10%以上含まれていれば必ず記載されています。

●何の肉を使っているのかがわかること

原材料に単に「肉類」と表記されているものよりも、牛肉、魚、豚肉、とり肉といった特定の食材が表記されているものを選びましょう。

●副産物を含んでいないことと、副産物だけで構成されているフードは選ばない。

ここでちょっと確認しておきたいのですが、副産物のような捨てる肉を使っているから、粗悪な商品かというと一概にそうとも言えません。
猫は、長い間、狩で得たネズミや鳥、時には虫や魚のすべてを食べていたわけですから、一概に副産物が悪いということではありません。
それはそれはおいしい内臓から当然食べていたわけですよね。
毛も羽もぜ〜んぶ食していたわけです。
人間が食べるロースやヒレの部分のようないわゆる精肉は、どちらかというと、猫にとっておいしくない部位なのです。
内臓は、一番栄養があって一番おいしい部分です。内臓はビタミン、ミネラル、リン、塩分、繊維等、栄養の宝庫。
だから、野生の肉食動物の大好物は草食動物の内臓です。人間の価値尺度で副産物をダメと決めつけるのは大きな間違いです。
ではどこが問題なのかというとですね。
徹底的な自然界との違いは、新鮮ではないことなのです。
内臓などのおいしい部分は腐りやすいのです。
内臓部分をペットフードに使用することは、全然OKなのですが、要するに、その保存方法がどうだったのかっていう方が大切なのです。
やはり腐りきった肉はちょっと問題ありです。
腐った肉が大好きな、肉食動物(ハイエナなど)や、ハゲタカなどの鳥もいますが、特別に消化器官がそれに向いているのでしょう。
動物の体は本当に良くできているのです。
ですから、肉原料が副産物を含んでいるものは、現在のところ要注意なのです。内臓、骨、血液、頭、手足、くちばし、爪、皮膚、皮毛、糞尿等、人食用にならない部分。
時には病気になって廃棄寸前の肉を原材料として使っているからです。メーカーによっては、廃棄寸前の肉をペット用に転用してというのはよくある話です。「肉原料」「副産物」の記載だけでいいわけですから…消費者には全くわかりません。
そして特に最近話題になったBSEの問題など。
BSE問題の時にでも相当なお肉がペットフードに加工されていたのではないでしょうか。
ですからあのころゴロにゃんママは、あの時期、猫にも牛は食べさせませんでした。疑いだすともうきりがないのです。

●ラベルに「AAFCO給与試験合格品」と記載のあるもの

AAFCO「アメリカ飼料検査官協会」の基準をパスしたフードのことです。水分以外の補助物質を必要としなくても生命を維持し、なおかつエネルギー生産を促進させる能力のある総合栄養食と認められたフードなのです。まあこの「AAFCO給与試験合格品」というのも基準を守ってないよりはましっていうことなのですけど。
でもそれさえも、結構まぎらわしい記載もあるので注意して見て下さいね。いかにも合格を臭わせるような記載ですが、よく見ると違っていたりしますから、頑張って目を皿にして見て下さい。

●賞味期限、製造年月日

賞味期限はおいしく食べられる期間。通常製造から1年間で、3年を超えて表示しないようになっています。
でも開封してしまうと品質は急速に劣化しますので、ドライフードでも1ヶ月以上は置かないようにしましょう。賞味期限が明確ではないものは問題外です。

●原産国

キャットフードを最終的に作った国の表示です。外国の魚でも日本で作れば、メイドインジャパンとなります。
魚の缶詰なんかは、日本の会社で製造はタイやフィリピンっていうところは多いのです。

●国産品又は正規代理店から購入の外国もの

輸入フードは、数週間かかって日本にやってきます。空輸のものもありますが大半は、船でやってきます。
特に並行輸入のものは、基本的にその国の国内用で、生産されたものです。大抵、そのまま日本に持ち込むと高温多湿の日本では耐えられないパッケージで、カビのはえやすいものが多いのです。
もし買うのなら、正規代理店・正規販売権を持っている業者からにしましょう。正規代理店で扱う物は、湿気の多い日本用に輸出用として梱包や容器にも配慮したものになっています。
本国用と輸出用とを分けている場合があるからです。ですからこれらを扱うことのできる業者から買うべきですよね。

●酸化防止剤を使っていないもの

はっきりと添加物は使用していないと明記されていないものは、必ず酸化防止剤が使用されています。
でもアメリカではごく微量なら使用してもいいとされているので、アメリカ製のフードやヨーロッパのフードには時折入っています)・BHA・BHTなどの酸化防止剤は発ガン性があると分かっているので、選ばない方がいいかも。

と以前はこのように表記しておりましたが、最近の研究では、「酸化防止剤をどのように適切に使うかが問題です」とされていますね。
いろいろ最新のデータを勉強と思いながらこの情報局も書き足していっているのですがなかなか、本当のところはわからないことが多く、ますます悩むところです。
以下は、あるお客様からご指摘をいただいた文面です。そのまま掲載させていただきましたので、またご覧になって下さいませね。

あるお客様からの情報

BHAは特に、ラットの実験にて1990年代に発ガン性があるといわれておりましたが、もともとラットには「前胃・後胃」とがあり、後胃にガン化現象が見られたということで話題になりましたが、犬・猫・人にはもともと後胃がなく、またフード に使われている量もその実験に使われる量などは使用されていません。BHAは人間の食用としても認可されている添加物です。酸化防止剤が使われることでフードを酸化させることから守り 、犬・猫にとって逆に良いということはありませんか? 酸化防止剤だけが一人歩きし、「酸化」というキーワードは全く議論されません。酸化防止剤を一生取り続けるのか、それとも酸化したフードを食べ続けるのか・・どちらが犬・猫のことを考えているんだろうと疑問に思うことがあります。入っているかいないかが問題ではなく、適正な量を使っているのか?フードの酸化に対してきちんと対応できているのか?そこが問題だと思います。

※2009年6月1日より愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図るため、平成21年6月1日から、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されました。

これにより今後ペットフードの記載について、表現方法が変更になる可能性がございます。ですのでそのつど、最新の情報をお伝えしていきたいと考えております。

●合成着色料などが入っていないもの

よく○○味添加。って書いてあるようなもの。
合成着色料、合成甘味料、合成フレーバー(風味料香料)は避けた方がいいでしょう。
発ガン性や染色体に異常を起こさせるらしいです。
ペットの問題行動にもちょっと関連していることが報告されています。

●製品の表示の見方

キャッチフレーズは冷静に客観的に読むことが大切。「トップブリーダー推薦」「獣医師推薦」など、結構、飼い主さんをそそる言葉が並べられています。そしてそれぞれの材料がどのようなものか、はっきり明記されていること。なんだか分からない材料の書き方はちょっと敬遠してしまいます。

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●ゴロニャンママの
情報局って何?
●猫について
●猫を迎える
●猫の飼い方(食事編)
●猫の飼い方(しつけ編)
●猫の飼い方
(お手入れ編)
●猫の病気とけが
【参考文献】
猫のすべてがわかる本 - 飼いたい人から飼っている人まで
著者:スージーペイジ
発行所:株式会社ベストセラーズ
ナチュラルキャットケア - 猫のための「癒し」の医学
著者:ブルース・フォーグル
発行所:ペットライフ社
イラストでみる猫学KS農学専門書
著者:林 良博
発行所:講談社
エドニー先生の猫と楽しく暮らす本 - 日常のしつけから健康、手入れ、最新グッズまで、あなたのネコをよりよく知るためのマニュアル
著者:アンドリュー・エドニー
発行所:ペットライフ社
ネコの食事百科カラー版ネコ百科シリーズ
監修:宮田勝重
発行所:株式会社誠文堂新光社
痛快!ねこ学
著者:南部美香
発行所:株式会社集英社インターナショナル
猫の医・食・住
編者:猫の手性編集部
発行所:株式会社どうぶつ出版
ペットがガンになってしまったら
筆者:宮野のり子・花田道子
発行所:株式会社メタモル出版
私の猫のお医者さん
監修:小田哲之亮
発行所:株式会社婦人生活社
ペット用語事典
編者:動物出版
発行所:株式会社どうぶつ出版
猫をよろこばせる本―PHP文庫
著者:沼田朗
発行所:PHP研究所
「猫は三年の恩を三日で忘れる」は本当か? - キャットおもしろことわざ学PHP文庫
著者:武藤眞
発行所:PHP研究所
世界の猫カタログ BEST43
監修:佐藤弥生
発行所:株式会社新星出版社
新猫種大図鑑
原著者:ブルース・フォーグル
発行所:ペットライフ社 発売:緑書房
完璧版猫の写真図鑑CATS-オールカラー世界の猫350 地球自然ハンドブック
著者:デビッド・オルダートン
発行所:株式会社日本ヴォーグ社
もっとも詳しいネコの病気百科
編者:矢沢サイエンスオフィス
発行所:株式会社学習研究社
猫の病気とケアがわかる本 - CAT'S MANUAL
監修:宮田勝重
発行所:広研印刷株式会社
猫の事典
著者:犬養 智子
発行所:株式会社ごま書房
図解雑学 ネコの心理 図解雑学シリーズ
監修者:今泉忠明
発行所:株式会社ナツメ社
猫の飼い方 - 子猫の選び方から食事・手入れ・しつけ・健康管理まで
著者:加藤元
発行所:株式会社池田書店
かわいい猫との暮らし方・しつけ方
著者:小島正記
発行所:成美堂出版株式会社