特徴
実は実は、今日このバーマンちゃんの実際の猫ちゃんに出会う事ができました。(2005年5月)これまで何回か、ペット博のような機会でしかバーマンちゃんを見た事がなかったのですが、たまたまバーマンを飼っていらっしゃる方がいらして、お邪魔してきましたあ。もうすっかりこの猫ちゃんの虜です〜。
なんせペットショップでは、まず見た事がありませんし、関西ではまだまだめずらしい猫ちゃんですよね。
もっともっとこの猫ちゃんの人気が上がってもおかしくないと確信いたしましたあ。金色に光る上品な被毛と、前脚のグローブ、そして後ろ脚のレースと、どれをとっても可愛い!!
顔のポインテッド・カラーに、白いレースとグローブが独特。
前脚の先端の白い部分は、第3関節のところまできていて、左右同一線上にあります。これをグローブ(白足袋とか手袋とか)と呼ばれます。後ろ脚の白い部分は、飛節のほぼ中間点までのびていて、これをレースと呼びます。
鼻はローマン・ノーズと呼ばれる独特な形で、目はブルー。そして額に平らな部分があります。被毛はセミロングで、中型から大型になる結構、筋肉質の猫ちゃんです。あまり密生している被毛ではないので、それほどお手入れがいる猫ちゃんではないようですが、ゴージャズ感はピカイチです。
思ったよりも被毛は、細かくて、なんといってもその色合いが綺麗!美しい!
まいったなあ!ズギューン状態です。
関西のどこの猫ちゃんかって?
ゴロにゃんママだけの秘密です!
バーマンを飼ってらっしゃる方は、まだまだいらっしゃると思うので、どんどんご投稿をお待ちしておりま〜す!
そしてカラーを以下にご紹介します。
バーマンのカラー
■セルフ・ポイントとトーティ・ポイント
シール、チョコレート、レッド、ブルー、ライラック、クリーム、
シール・トーティ、チョコレート・トーティ、ブルー・トーティ、
ライラック・トーティ
■タビー・ポイント
セルフ・ポイントとトーティ・ポイントと同色
歴史
バーマンにはこんな伝説が残っています。
昔、ビルマ(現在のミャンマー)の仏教の寺院に、金色の目をした白い猫が僧達の忠実な伴侶として住んでいました。この猫たちは、愛する僧達の魂を極楽に運ぶと考えられていたので、崇めるべき存在として大切に保護されていました。
ある晩、ムンハというひとりの高僧が死に瀕していたところ、シンとい名の彼の猫が横たわった彼の体の上に登り、サファイア色の目と金色の髪をした女神ツン・キャン・クセに、ムンハの魂の転生を願い出ました。ムンハが最後の息を引き取ると、彼の魂は、シンの体に入り、シンの体が変化しはじめました。シンの目は女神の目のようにサファイア色に変わり、白かった被毛は女神の髪色を映して金色の霞がかったようになりました。耳と鼻と尾と四肢は土の色のように濃くなりました。これは地面に触れるものは、みな汚れるという意味です。ただ主人ムンハの聖なる絹衣に触れていた四肢の先だけは輝くばかりの白になりました。それは主人のムンハの魂の忠実さを表しています。主人のかたわらで忠実に通夜をすませたシンは、不思議にも7日後に死に、主人ムンハの魂を極楽に運びました。シンが死ぬと、寺院にいた猫が全部目が、サファイアのようなブルー、四肢は真っ白、被毛は金色の霞がかったようになったのです。不思議な話ですね。ちょっと内容の違う記述の文献もありますが、だいたいこのような内容です。
そんな猫達の子孫であるシータという雌猫が、やがて1919年にアウグスト・パヴィエによってフランスに持ち込まれたのがバーマンのはじまりとされています。最初は、つがいで、船に乗せられたのですが、航海途中で雄猫は、死んでしまったようです。
でも幸いシータは妊娠中で、その子孫で西洋でのバーマンの歴史が始まりました。1925年にフランスで独立した品種として登録され、フランス人に長い間愛されてきた猫ちゃんです。
第2次世界大戦の終わり頃には、ヨーロッパにいるバーマンの数は2匹だけになりました。戦時中、フランスはドイツの支配化で、猫ちゃんの繁殖とかは、当然のことながら出来ない状況にあったのでしょうね。人間でも生きるのに過酷な時代だったのですから。
生き残ったとされるその2匹の猫ちゃんで、品種の回復の為に異種交配をし、1960年代にはバーマンは世界中に輸出されるまでその数が回復できました。1966年にイギリス。1967年にアメリカで公認されています。
性格
バーマンは、普通はソフトで、甘えた声で話しかけてくるそうです。今日伺った猫ちゃんは、あんまり鳴かないと言ってましたよ。
時には、バーマン・ハフとして知られる「フーッ」という不快感を伝える音を出すとされています。性格的には、安定していて、他の猫や子供のいる家庭でも、すぐに慣れます。飼い主には忠実で献身的、人からあまり長い事離れていることを好まないようです。おだやかな人なつこい性格なんでしょうね。
手入れ
セミロングヘアなので、あまり念入りなお手入れは必要ありませんが、それでも一応長毛種。健康を保つ上でも、毎日軽くブラッシングする習慣はつけて下さい。
お手入れは、他にも歯や、耳の中などもあるので、参考にしてみて下さい。