特徴
非常に用心深い猫で、環境の変化に敏感です。見知らぬ人に対しては警戒をおこたりません。この猫の最大の特徴は、その光沢ある厚い被毛とエメラルドグリーンの目です。
被毛はダブルコートで、独特の手触り。密に生えている毛はまるでシルク、ビロードのような感触です。ロシアンブルーが有名ですが、中にはホワイトやブラックのカラーもいます。
■ロシアンブルー
■ロシアンブラック
■ロシアンホワイト
歴史
推定ですが、ロシアンブルーの祖先は、19世紀にロシアの港、アルハンゲリスクから英国に向かう船で運ばれた猫たちだとされています。1893年のハリソン・ウィアーの著書『私たちの猫』の中にロシアンブルーが出てきますが、1917年のロシア革命から1948年まではフォーリンブルーと名を変えています。現在のロシアンブルーは、ブリティッシュブルーとシャムの血を引いています。これは1950年代にスェーデン人とイギリス人がこの猫の復活に努力した賜物とされています。
ブラックとホワイトは猫の協会によって認定がわかれています。
ロシアンブルーは短毛種の猫種の中で、数の減少の兆しを一度も見せなかったとても人気のある猫種だそうです。
性格
非常に頭がよく見知らぬ人には警戒心を強く見せます。
すぐに人を信用するタイプの猫ではありませんが、一度家族と認めると、とても忠実でたくさんの愛と献身をささげてくれるパートナーとなります。
運動能力にも優れた猫でとても活発です。一人遊びが好きで、人の肩に乗るものとても好きな猫です。その動きは俊敏で優雅な身のこなしで、気品ある猫としてとても有名です。
ロシアンブルーの口元は、少しほほえんでいるように見えるため、ロシアンスマイルと呼ばれ、優しげで愛らしくこの微笑みのファンはたくさんいます。
手入れ
抜け毛を取るために、ブラッシング、またはハンドグルーミングがおすすめです。長毛種のようにブラッシングしないと毛玉ができてしまうことはありませんので、優しくブラッシングして汚れや抜け毛を取ってあげる程度で十分です。