特徴
とても静かでおとなしい猫種です。誰からも愛されるキュートなペルシャは、一度飼うとやめられない魅力があり、根強いファンが相当数います。
当初、被毛の種類は限られた毛色しかありませんでしたが、様々な色調を持つ猫が多く生まれています。ほぼ全色、全パターン(タビーはクラシックが主です)存在します。
今世紀に入って、被毛や体型なども変わりましたが、最も変化がみられたのは、顔です。
初期のペルシャは現在ほど小型ではなく、顔も扁平ではありませんでした。特にアメリカでは「ウルトラ」と呼ばれる超扁平な顔を好む傾向があります。この傾向が最も現れた例が、「ピークフェイス」・ペルシャです。この幅のせまい鼻孔と涙管のため、その外観は本当に個性的。好みは別れるところであります。大きな頭に品種改良されたことで、生まれてくるときに、帝王切開が必要となるケースが増えてきました。
歴史
この種の記録されている最も古い猫は、1620年にピエトロ・デラ・ヴィレによってペルシャからイタリアに持ち込まれた猫と、同じ頃にニコラスクロード・ファブリ・デ・ペイレスクによってトルコからフランスに持ち込まれた猫です。
様々な名前が付けられているこれらの猫の祖先は、その後の200年間で、ステータスシンボルとしてのペットとなります。20世紀初頭には、すべての猫種登録団体がこの種を公認しています。
性格
とにかくおだやかでおとなしい猫。猫種の中で最もおとなしい静かな猫として知られています。
手入れ
被毛は毎日のお手入れが必要です。ひどくもつれた被毛をお手入れするのはとても、大変ですが、この種の猫を飼った以上、頑張ってお手入れしてあげて下さい。そして被毛のお手入れの他に、特にペルシャちゃんは、涙目のお手入れも欠かせません。
そうして毎日お手入れの行き届いた猫ちゃんだからこそ、豪華で上品なイメージとともに、健康体である続けることができるのです。飲み込んだ毛が原因で病気になったり、涙やけから目の病気になったりすることもあるので、ぜひ心がけて下さいね。